APAX FBP さば等鮮魚直接輸出、海外産品の輸入貿易サポート


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   APAX FBP WEB日本語版の記事更新は、原則として毎月第1及び第3月曜日の月2回です(休日の場合は翌営業日)。業務の都合上、記事アップデートがされない場合もあります。

鮮魚ニュース
  3月もまだまだ続く冷凍サンマのロシア向け輸出(2) 2010年3月貿易統計
2010年4月30日(金)
先日財務省より発表された貿易統計によりますと、3月の輸出総数量は16,125トンと単月では記録更新を続けており、うち14,770トン(91.5%)がロシア向けでした。FOBベースの輸出金額では平均単価が7円/㌔上昇しロシア向けの場合ちょうど80円/㌔です。

しかし、この平均の中身を調べてみると通関した税関によって下は62円/㌔(気仙沼)から上は94.7円/㌔(東京)までありますので、安価なブロックもの小サイズから選別カートン入り大サイズまでさまざまな規格で出たものと思われます。141.9円/㌔(仙台塩釜)と突出している単価もありますが、これは正しいのかな?。(財務省も時々間違えて後で修正が出たりしますので)1008トン出てますがかなり大きなサイズが出たのでしょうね。

昨年11月から統計に出だした2009年産冷凍サンマの出荷ですが、2009年11月~2010年3月までの5カ月間で見ればロシア向けには約5万4千トンが輸出されています。もちろん引合い、相場の上昇にのってヒネ物も出てこの数字に含まれているはずですが、それにしてもすごい。一時よりもだいぶ静かにはなってきたものの、まだロシア側には玉あれば吸収余力はあるみたいです。

一方、ロシア側当局の不備により(?)70トン程の日本産冷凍サンマが現地で通関できなくなって輸出商社が困っているとの報道があったようですがこれには驚きました。
報道にあるロシア側当局とはRosselkhoznadzorの事を言っていると思いますが、ここのサイトでは現在日本におけるロシア向け輸出の許可を受けた施設は通し番号で403番までありますが、日本の水産庁の対ロシア水産食品取扱登録施設の表では398しかないようです。詳しくは見てませんがまだ漏れてる施設が5か所ある?


当の輸出者にとっては「ありえない!」と言いたいところでしょう。しかし通常ロシアの輸入者と新規に取引を開始する際には、それぞれが登録を確認して輸出となるので、それなりの手続きを踏んでいれば回避できた問題かも知れません。ただ昨年の11月、12月頃は引合いが異常に強くてとにかく出せ出せという雰囲気があったのも確かです。

ロシア向けはスリル満点、いつも気が抜けません。






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  L/Cは意外と面白い(最終回) 
2010年4月26日(月)
昨年の11月にこの"L/Cは意外と面白い"シリーズを書き出してから、当サイトへのアクセス数が急に増えて、また色々とL/Cに限らず取立や買取に出す書類などの件について質問等も頂きました。毎回読んで頂いてありがとうございました。

GoogleやYahooのキーワード検索で入ってくる方も多いのです。これを見ると知りたいこと、困っていることがわかります。

いくつか例をあげますと、「L/C届いたらどうする?」「Commercial Invoiceとは?」「L/C アメンド 方法」「Draweeとは何?」「Invoiceの書き方」「Consignee 意味」などなど。

世の中にはちょっと調べれば貿易実務の本はいくらでもありますし、貿易実務基礎講座、セミナーなども各地で開催されています。しかしそれでもこんな簡単な事でもわからない人は困っているのですね。

それは実際は貿易実務がセミナーや本が教える通りには行かない場合が多く、一回聞いたり読んだりしただけでは実際やろうとしてもわかなないからです。さらに実務上では途中の条件変更、船の遅れ、書類の遅延、間違いなどざらにあります。その全てを網羅、対応したセミナーやノウハウ本はありません。

トラブルが発生した場合に周囲に聞ける人がいないと、担当者は本当に困ってしまうでしょう。 必要なのは知識、ノウハウとフォローアップです。

私が貿易の世界に入った頃は、社内で研修があったり、先輩がゆっくり後輩に指導するような"ゆとり"がまだ企業にありました。常に回りにフォローしてくれる人がいました。(結構怒られたりもしましたが。)それが時の経過と共に自分の身についていきました。

しかし今は長い不況の中で経験者そのものが少なくなってきて、そういう風に後輩に教える余裕が大きな企業においてもあまり無いのではないでしょうか。小さい規模の会社ならそもそも貿易実務経験者が少なくなおさらです。

㈱APAXは水産物を中心とした食品などの商品を、自社で頑張りながら輸出、輸入する特に地方の中小企業を応援しています。契約して頂いている顧客に貿易実務を単に指導するだけでなく、書類を作ったり、会議に参加したり、一緒に出張に行ったりと広範囲でサポートします。現在の便利な世の中では携帯、PC、メール、スカイプ、MSNなどあらゆる手段を使っていつでも繋がった状態="困った時でもまるでいつも横に居るような状態"が出来るのです。

"あの~、ここなんですけどー"といつでも気軽に聞ける先輩、同僚のような「安心感ある頼れる存在」を㈱APAXは目指しています。(終)

ご相談は047-469-3797までお気軽に。又は右下のボタンからメールにて!








【写真 上】東南アジアの都市では冷凍魚もバイクで配達!  写真は記事とは関係ありません。
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  アイスランド火山噴火によるユーロエアスペース封鎖の影響
2010年4月19日(月)
この週末の番組では今回の噴火による影響、特に足止めを食らった日本の外国人と欧州の日本人旅行客についての報道が目立ちましたが、貨物輸送に関するものはあまりありまんでした。インターネットのニュースで「商品や部品は船便が主で特に大きな影響はありません。」という自動車会社担当者のコメントがちょっと出ていた程度。しかし空輸便が"主"という生鮮、製菓、青果関係者への影響は尋常ではありません。我々の業界でまずノルウエーからのアトラン空輸便が現地から出荷されない、マグロが出せない、技術者(テク二シャン)が出せない、帰せない、、等々。フランスやスペイン、イタリアからもデリカ系の空輸食材がストップ、見通しがつかない状況に担当者はさぞ苦しい時間を過ごしているものと思われます。EUに向けては衛生許可の面で生鮮魚介の空輸はほぼ無しの状況が今となっては良かったようにも思えてしまいます。

今日になってイタリア向けのフライトが一部可能になったみたいですが、来週後半からベルギー、ブリュッセルで開催されるシーフードショーESE2010までにこの混乱は収束するのでしょうか。自分は東南アジア出張の予定があり今年はパスの予定でしたが、主催者も出展予定企業もさぞ気をもんでいることでしょう。

今後暫くこのニュースには目が行きそうです。




写真と本文は関係ありません。
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  サバのアソート サイズ選別は簡単そうで簡単ではない
2010年4月19日(月)
海外のバイヤーからの最近の引合いを見ておりますと、傾向としては小サバの需要が多いのです。その中でわずか100-200gのレンジでも色んな事を言ってきます。"100-120g"が欲しい! "120-140g、140-160g"が欲しい!とか20g刻みで要求してきたりします。大半が缶詰会社向けの話で、その会社に製品に合うベストのサイズを求めてくるわけですが、魚はそもそも会社の都合で泳いでいないのと、選別するにしても魚体の直径(硬さも影響する)が基準となるローラー選別器では20g刻みなどありえません。中国あたりから手作業で選別、手並べした商品がでているようですが、これは日本勢には真似はできないのです。アジアからは逆に極端に大きいサイズを求めてくる場合もあります。600gUPとか800gとか。この大型サイズでは日本では大半が鮮魚市場向けになることをあまり知らないようです。
エジプトのバイヤーはキロ尾数で言ってくる場合と、200-300g、300-400gとグラムで言ってくる場合がありますが、まあとにかく引合いの件数が多すぎて、それぞれが"わが社はエジプトを代表するインポーターだ"とか書いてくるので、逆にまともに返事をする気力が萎えます。
時化が続いている今年の春漁、本当に生産したいのはアジアWet Marketに売りやすい300-500gサイズですが、なかなか思ってる通りには事は進まないものです。自然を相手にした商売ですから仕方ないですね。


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  銚子漁港、久しぶりのサバ水揚げに盛り上がる?
2010年4月14日(水)
長い長い時化続きの後で突然来ましたサバ、銚子と波崎で3000トン超の水揚げです。

まともな数量の魚を見ない日々が一月以上続いていたので、今日ばかりは漁業関係者、陸の水産事業者の声も元気にセリの市場に響き渡ったようです。。が、残念ながら餌食ってまして、どうやら沖にはアミエビの塊があるとの情報。

ランチタイムに一網打尽にされたサバは気の毒ですが、銚子の沖合はどうやら無制限食べ放題状態を呈しているみたいです。

100-300g程度のレンジのアソート、ちょっと中途半端、鮮度は良いが餌食いが気になる"スッキリしない"本日の水揚げでした。

単価的にアジア向けにはちょっとしんどいですなー。




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  L/Cは意外と面白い(13) 最も気になる輸出代金の入金
2010年4月12日(月)
商品を輸出したら代金を払って貰いましょう。あれ、当たり前ですよね。しかしこの"当たり前"の部分が最も気が抜けない難しいところです。何せネット社会ではキーボードの向こう側に客がいますが、実際合った事も無い顔の見えない海外の客から代金を頂くわけですから結構大変なんですよ。

まず堅く行くなら決済条件はL/Cで、、、というのが一般的な流れでしょう。

うまく要求条件通りの書類が全て揃ったら早めに取引銀行へ申請書と共に持ち込みましょう。「取立」と「買取」がありますが、通常中小企業ですと取立の方が多いのではないでしょうか。

「取立と買取ってどう違うのか?」最近そんな質問を受けました。「取立」は書類を出して開設銀行から輸出代金を取り立てて貰うのを待ちます。いわゆるD/A, D/Pではないので取立てて貰うと言っても、開設銀行にはきちんとした書類が送られてきたら代金を支払う義務があります。「買取」は日本の手形割引と同じで取引銀行が書類を持ち込んだ時点で買取ってくれるのです。ただ開設銀行からお金が入る前に輸出者に支払うので金利分が割引かれます。

では、実際には取引銀行に書類を取立で持ち込んだら、どの位の期間で自社の口座に入金となるのでしょうか? 

担当者としては気になりますよね。

通常、取引銀行はL/Cと共に書類が持ち込まれると速やかに内容を確認して、"問題無し"と判断されればL/C上で指定された開設銀行(又はその指定先)にすぐDHLなどのクーリエで発送します。L/C取引のルールであるUCP600によれば、現地の開設銀行はこちらからの書類が届いたら「書類を呈示された日の翌日から5銀行営業日以内に」書類を点検する義務があります。前のUCP500では7銀行営業日以内でしたが、UCP600では5日に短縮されました。当然開設銀行は呈示された書類に不備がなければ、すぐ支払いを実行しなければなりません。

かかる状況から、私の経験では取引銀行に書類を持ち込んでからおおよそですが、7~10日以内にめでたく入金となります。ホッと胸を撫で下ろす至福の時です。「末締め末払い」などが一般的な国内取引よりも、輸出のL/C取引の方がよっぽど入金は早いのですよ。(このシリーズもそろそろ終わりに近い、、、)






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  ロシア向け冷凍サンマ 2月も約1万トン! 2010年2月貿易統計
2010年4月05日(月)
先週は一週間休暇を取って南の島でのんびりしておりましたので、少し遅れての貿易統計チェックです。(すいません)
財務省が発表した貿易統計によりますと、2010年2月の冷凍サンマの輸出数量は10,711トン、うち92%の9,875トンがロシア向けで、同国向けの好調な輸出が年明け後も続いていた事がわかります。さすがに3月に入ると各社在庫も少なくなってきて出物も大口ロットは無くなってきたみたいですが、昨年10月頃から続いたロシア向けの宴も概ねこの辺りで終わろうとしているのではないかと思われます。ちょっと眠っていた在庫まではけた各社さん、良かったですね。

さて、ロシア向け輸出数量を税関別に見てみましょうか。
東京    115トン
横浜   2448トン
千葉   3206トン
鹿島   1070トン
仙台塩釜  283トン
石巻   1834トン
気仙沼   578トン
大船渡   339トン
こうして見ますとざっとですが通関ベースでは銚子、旭、波崎など関東地区産が約7割、三陸産が3割という比率ですが、実際ロシアの向け地によっては三陸産でもドレイジで横浜とかから出しているでしょうから産地別になると三陸産がもっと多くなると思います。
大船渡は同地区の鎌田水産㈱さんが2、3月に「1万トン岸壁からロシア向け輸出!」とローカルメディアで報道されていましたから、この辺りの数字の一部なのでしょう。地元ではすごく盛り上がったみたいですが、今年の秋のシーズンに向けての期待は大きいと思います。 

ただ、今回のロシアでのサンマブームは決して彼らが急にサンマを食べるようになったとかからではなく、ノルウエー産ニシン、サバなどの供給事情、同国極東船団の漁獲事情など複雑な要素がからまって、たまたま大きな波がきた、、というのが実情であり、「波が来ない」場合もありますから過剰な期待は禁物です。
それでも一定条件がそろえばこれだけの需要(まだロシア側は欲しがっている)がロシア市場にあることがわかったのは大きい収穫でした。

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  L/Cは意外と面白い(12) 取立て、買取り申請書の作成
2010年3月29日(月)
この3月は時化で始まり時化のまま終わりー、、、本当にここまで酷い状況はちょっと近年無かったですね。水揚数量では日本一を誇る銚子漁港も今月に限ってはカタクチイワシに小アジ、イナダが少々、、まあ、魚は海のもの、時化は自然現象ですから仕方ないですね。

ではまたいつもの面白L/Cいきましょうか。 一通り書類が揃ったら呈示期限を睨みながらもう一度内容をチェック! この"念のため"のチェックが大事なんです。この段階で"あ~しまったー、ここ間違い!"なんてこともあるのですから。

大丈夫そうでしたらいよいよ取立て、買取に回す依頼書=APPLICATIONと手形=RAFTの作成に入ります。私はここで30年以上前に製造された西ドイツ製の古風なタイプライターを棚からひっぱりだしてパシパシパシ、、と必要事項をタイプします。(本当は電動のいいやつ欲しいんですけどねー)私が現在取引している銀行さんのAPPLICATIONはノンカーボンでそのままタイプすれば良いのですが、DRAFTの方は昔ながらのカーボン紙を間に入れないとだめなやつで、最初はあわてて文房具屋さんにカーボン紙買いにいったものです。(今の若い人はカーボン紙なんて使ったことあるのかな?)

APPLICATIONにはSHIPPER, ISSUING BANKやらDESCRIPTION, AMOUNTとかをタイプします。その中で"DRAWEE"というわかりにくい名前が出てきますが、これは"引き出される側"ですからL/CのISSUING BANG=開設銀行になります。英語で終わりがEEの単語は大体「する側、される側」の「される側」になります。荷受人という意味のCONSIGNEEも同じですね。

さて、DRAFTの方ですが通常3枚組になっており、FIRST, SECOND, そしてCOPYです。ここにもAMOUNTをタイプしますが、数字と文字で金額を入れます。例えば米ドルで87,500.00ドルですとUS DOLLAR EIGHY SEVEN THOUSAND FIVE HUNDRED ONLY とタイプします。(最後にONLYを忘れずに)端数(セント)の単位がある場合は,20セントの時は20/100とか、20CENTS にします。その下には現地の輸入者と銀行名をアドレスと共に入れるのでが、国によってはやたら長ったらしい会社名やら延々と続くアドレスがありますからスペースを良く考えてからタイプ始めるのがコツです。苦労してタイプしても最後の最後に欄内に収まらない場合があります、、、。L/Cの番号(CREDIT NO.)も入れとかないといけません。

私はどちらかというと英文タイプは得意な方なのですが、時々このDRAFTでミスタイプしてしまい"あ~"とか"う~"とか唸りながら間違った用紙を破り捨ててます。ただカーボン紙はどうしても一回の使用では捨てる気にならず、ちょっと文字痕をずらして何回か再利用しています。セコイですか?

またDRAFT用紙を銀行さんに多めに貰っておかないと、、、時化でヒマなうちに。(つづく)




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  L/Cは意外と面白い(11) Additinal conditions もしっかり読むべし!
2010年3月23日(火)
このところの悪天候、特に風の強さには驚いてしまいます。
陸上でこれだけ強い風が吹いているのですから、もう沖合はすごいことになってます。時化続きで漁船は出漁もできないし、出てもちょっとだけ沖にでてカタクチイワシを少しだけ獲ってくるだけ。おかけでカタクチイワシの浜値は@40円/kgに迫る高値で話になりません。
魚ネタがあまり無いので、好評の(ホントに"意外"ですが、)L/Cについてまた書きます。
L/C上で要求されている書類に続いてTag No.47A は Additional Conditions が書かれています。これは簡単に言えば「まあ、必要書類は上に書いた通りだけど、もうちょっと付け加えれば~」っという感じの追加条件です。相手の性格が見える(?)ところでもあります。読み飛ばしそうになりますが、ここをしっかり読んでおかないと後のトラブルとなります。バイヤーによってAdditional Conditions にやたらと細かい追加条件を入れてくるからです。All documents must bear this credit no. (すべての書類にはL/Cナンバーが記載されていること)とうのはわりと普通にある条件なのですが、B/Lとか公的機関発行の証明書など自分では発行できない書類は、後から気がついて訂正しようとすると時間も手間もかかり面倒でし、呈示期限も守らなければなりません。
他には"Commercial Invoice以外に単価を入れてはならない"とか、"原産地証明書上のConsigneeはxxxx Limited.にすること"など様々な条件が付加されている場合があります。取引にブローカーが介在している場合、特にこの傾向があるようです。

まあ、お金を貰う手段のL/Cです。途中で萎えないで最初から最後の条文までしっかり読んでから書類を手配しましょう。(つづく)


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  水産物輸出と決済 -L/Cは意外と面白い(10) 悩ましいB/Lの訂正
2010年3月15日(月)
当APAX WEBサイトへのアクセスキーワードを見ておりますと、けっこう多いみたいです、B/L関連の悩み。特に輸出決済がL/CだとB/Lは最も神経を使う書類です。B/Lは必ず要求される書類で、指示される条件も多いですからね。裏書(ENDOSE)も必要だったりそうでなかったり。

でも人間が手配するものですから単純なスペルミスから記載事項漏れなどあるんですよね。原因はこちらの指示ミスもあれば、乙仲さん、船会社さん側のミスもありますし、バイヤー側からの急な記載事項変更依頼(アメンド)による訂正もあります。で、ミスは当然見つけ次第訂正しなければならないのですが、場合によってはそう簡単にはいきません。自分で作製するINVOICEやPACKING LISTはパソコン上でチョイチョイと訂正すれば良いのですが、B/Lは船会社さんでないと訂正できません。最近は特に訂正手順も厳格で、小さな訂正でもL/Gの差入を求められます。しかも、CY CUTを過ぎてB/Lのドラフトが一旦出されると、その後の訂正には再発行手数料なるものも要求されるようになりました。昔はわりと簡単に訂正できたんですけどねー。更に訂正箇所が直されて戻ってきたら「手書きで」訂正されて訂正印がチョン!と押されてくる場合があります。
泣きたくなりますね。CONSIGNEE側に「こんなんで良い?」と聞いてもだいたい手書き訂正はやめてくれ、、と言ってきます。まあ、そうでしょうね。ロシアなどはとにかく輸入時にただでさえ役人にいちゃもんをつけられることが多いようで、現地インポーターも神経使ってます。ロシア向けでなくてもL/Cの取立て、買取りに回す場合もやっぱり手書き訂正は避けたいところが実務担当者の本音。

船会社さんとしては"手書きでも訂正は有効ですよ"って平気で言われそうですが、細心の注意を払って取立て、買取りに書類を回している我々実務担当者の気持ちもちょっとわかって欲しいですね。それと最近、特に外資系の船会社さんはB/Lの発行を海外(中国、シンガポール、インドなど)のセンターで一括してやっているところがあり、そうなると訂正も即とはいかない場合があります。先日も意味不明な文字がB/Lに何故か入っていて、訂正して貰った先はインドのPUNEでしたね。

さてロシア向けの冷凍水産物輸出では衛生証明書( VETERINARY SANITARY CERTIFICATE )の番号をB/L上に記載しなければならないので、この指示も忘れずに行わなければなりません。 

とにかくB/Lの扱いには皆さんもお気をつけて慎重に。。(つづく)

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